80's

■続いて80年代です。 

この年代になりますとルアーもカラーも一気に増えていきます。

まず仲間入りしたのはストームの中ではキワモノ扱いの「bug plug」、そしてカラーこそ少ないもののナチュラルでもソルトでも根強いファンが多い「shallo mac」が追加されます。87年頃にはワート兄弟の長兄マグナムがデビューします。サンダースティックもこの頃ですね。

「Tubby Tackle」から引き継いだタビーシリーズもカタログに掲載されます。今一盛り上がりに欠けていたタビーシリーズにも長い尻尾の「Eel」が追加されラインアップが充実していきます。

ストーム社創立25周年となる80年代終わりにはファッツオーがショートワートとなり、皆さんが思うイメージ通りの「ストーム」が出来上がっていきます。



カラーを見てみますと、ストームで一番人気と言っても過言ではないプリント系が追加されています。クレイフィッシュやパーチ、シャッド等です。 他にはレインボーやバスなどの魚系、側面マジックで「ニョロ」っと書いたようなクローダッド系が追加されています。タビーシリーズは元の出が違うためか独自のカラーラインナップですね。80年代終わる頃にはカラーも爆発的に増えていきます。それまでに無かったプリズム系やファントム系、グリッター系やメタリック系、さらにベンガルタイガーシリーズも追加されます。

メインとなるルアー以外にはワッペンやキャップ、ステッカー等のオリジナルグッズが追加されます。

ワッペンを二つ並べた画像がございますが、右側が初期のデザインです。比べないと分からないレベルですが、初期の方はバスがぽっちゃり系でイラストっぽいですね。新しい物の方がバスがリアルで出来が良いですね。お手元にありましたら是非比べてみてください。



ルアーが入るケースにも変化があり、それまでレッドラベルだったものがブルーラベルへと変わります。ウィグルワートに限りますが、リップ裏のネームが付け根からだったものが先端からとなります。25周年となる80年代終わり頃はルアーもカラーも増え、ボックスなどの変更もあり過渡期と言えますね。

今回80年代のカタログをご紹介しましたが、前半の物はカタログとしては少し物足りない感じがします。 ルアーの紹介はイラストの2色刷りで、カラーチャートは掲載されてはいますが最終ページのみとなります。カタログと言うよりもショップ向けオーダーシートの様な感じですね。後半はルアーやカラーもだいぶ増えて見応えある物になっています。

購入数
Soldout